私が経験した2回の卵巣嚢腫手術について、
妊娠前の10代〜30代の同じ病気に悩む方の参考になれば嬉しいです。
1回目の手術は今から10数年前のことになります。
かなり前のことなので細かい部分までは記憶していませんが、
2回目の手術は最近のことなので、
かなり細かくお伝えできると思います。
今回は1回目の入院からのお話です。
前回の記事はこちら↓
1回目の卵巣嚢腫の手術までのお話②
手術前日(入院日)
手術日の前日に入院しました。
手続きなどを終えて、晩ご飯の食後しばらくしたら下剤を服用しました。
手術当日
手術室までは歩いて向かいました。
開腹手術のため、全身麻酔と硬膜外麻酔でした。
麻酔にもいろんな種類があります。
麻酔について詳しく知りたい方は「麻酔 種類」などと検索してみてください。
背中に管を通して、酸素マスクを被せてもらったら、
もう記憶がなく、気づいたら病室のベッドの上でした。
しばらくは意識が朦朧としていましたが、
お腹の痛みを感じました。
おへその上まで切り、約15cmほどの傷です。
こんな感じ。今だったらこんなに切らなくてもできるのでは。。
その日は寝たきりで寝返りもできずに、安静にしていました。
食事も取ることができず、点滴のみでした。
術後
術後はとにかくお腹が痛くて、くしゃみしたり笑うことすら
辛かったです。
翌々日から歩くこともできましたが、お腹をかばって自然に歩くことができませんでした。
入院期間は10日ほどでしたが、予想以上に体力がなくなってしまい、
退院後は今まで普通にしていたことが思うようにできなくて、
大変に感じました。
手術したのが高校卒業後の春休みで、大学入学までには間に合わず、
入学式も見送り、1カ月程休学しました。
その当時は若いとはいえ、もともとの体力も精神力もまだまだで、
日常生活に戻ることがとても大変でした。
休んでいる期間に桜を見に少し遠出しても
車から降りて少し見るくらいで疲れてしまって、冷や汗が出ました。
歩いているとお腹をかばって、腰が痛くなることもありました。
術後、大学に初登校(社会復帰)
1カ月休んで5月頃に初めて大学に行きました。
家から大学まで電車通学で、最寄りの駅から大学までも少し距離がありました。
まず電車で吊り革に掴まって揺れに耐えているだけで
お腹が痛くて疲れてしまい、
途中まで歩いたけど、冷や汗も出てしまい、
大学までたどり着くことができませんでした。
だんだん距離を伸ばしていって、普通に通学できるようになりました。
普通の日常生活に戻るまでに術後2〜3カ月はかかったと思います。
傷が大きかったので、たまに痛くなったり、
重いものはしばらく持てなかったりしました。
本当にすっかり良くなったな〜と感じたのは1年後でした。
1回目の手術で感じたこと
- 何か自分の体に異変を感じたら、若いとか関係なく
すぐに病院に行くべきだなと感じました。 - 手術前にもう少し体力があったら、術後がもう少し楽だったのかな
と思いました。 - 今ある生活は当たり前じゃなくて、何をするにもまず健康であること、
したいことができることに感謝することを忘れないようにしたいと思いました。
あまり症状がないので、気付きにくい病気ですが、
若い人でもなる人が少なくない病気です。
生理痛が重かったり、お腹に少しでも違和感を持ったら、
婦人科に行ってみてほしいと思います。
早く発見できて腫瘍が小さければ、開腹手術ではなく、
腹腔鏡での手術が大概なので開腹手術の比じゃないくらい
心身共に受ける負担が少なくて済みます。
このブログを読んで、病気を知ってもらったり
手術はどんな感じなのか知ってもらう機会になれば嬉しいです。
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